変声貧語
'16.11.24 流行言
昔、語尾上げが流行った。あれから20年以上たったが語尾上げは定着し
たようだ。当時の極端な語尾上げこそ見られないが、便利な話法として若者
中心に支持され、若者も大人となり広く認知された感がある。要は断定を避け
逃げる余地を残すという、いわゆる草食系好みなのだ。自信のない表現であって
も語尾上げ一発(?)で済ます使い勝手の良さが受けるのだろう。〜とか、〜的、
〜ぽい、〜みたいな、・・etc これらと同質の響きだ。一方、昨年あたりから若い
タレントが、・・・し、というのを語尾に使いだした。約5年前に出現した〜し。とは
異なる感覚で、ファッション語?のような響きである。これらを真似て書いてみると、
どうちょっとカッコ良くない、みたいな、タレントっぽいみたいな、でも自分的には
もうオワコンだから使いたいとは思わないし。(^o^)

語尾上げする心理をネットから拾ってみた。
1.発言内容に自信がないので、曖昧にしておきたい。そのココロは、いつでも取り
消す用意はあるんだから、もし間違っていたとしても責めないでね。

2.相手の同意を得ることで、安心して話を進めていきたい。わたしの言ってること
、はずしてない?、大丈夫?、みんなも一緒だよね。」という確認作業

3.断定口調を避けることで、強調したいことを角を立てずに伝えたい。
キツイやつとか思われるのはイヤ、だからなるべくソフトで控えめな印象を醸し出
したい。

そのサイトには撲滅運動(?)もあった。古いけど要約すると
語尾上げする理由は、その心地よさにある。ラリっている人に何を言っても無駄
ロジックの通用する相手ではない。 “心地よさ”を奪うことで覚醒に導く。

相手が語尾を上げたときに、すかさず聞き返す。
「最近カラオケでの流行りは何か」との質問に対して
A「モーニング娘?」と語尾上げが返ったら
B すかさず「えっ?」と切り返す。
するとAは一瞬ひるみ「いや、モーニング、むす、、め・・・」とトーンダウン。
語尾上げした瞬間、「えっ?」 と切り返すのがコツ。
「せっかく語尾を上げて気持ちよく喋っているのに、友達なくすかも。
当然こちら側もある程度の痛みはともなうものなのだ。

最近は語尾上げを、そこそこの立場の大人も使う。
「教育などが必要ですと言えば済むのに、「教育?・・が必要です」と
語尾上げを挟む。(これは許容できるかも)
しかし若者言葉でやたらと語尾を上げまくってるのは気持ち悪い。(たしかに)

'17.1.25 客山思考
やまと王将はこの秋10周年を迎える。お客様のおかげで、ここまで
やって来られたと、お礼を述べるべきところ、ここではお客様を解剖(?)
して見ることにした。失礼あらばご容赦を。以下、歓迎するお客様から、
歓迎しないお客様まで、1〜8の順番でまな板に。

1 生粋の将棋愛好者
どんなに負けが込んでも不平を言わず、将棋を指すのが好きな方。ある
いは強豪や上位者との対戦を好み、負けても熱心に感想戦を続ける方

2 月極めに入会せずとも、月極以上に通われるお客様。
お客様は神様です、まさに神様ですと、手を合わせる。

3 月極めのお客様
道場を支えてるお客様。月極会員が増えると経営が安定する。
月極めの方は、温厚で親切な方が多い。

4 リーグ戦協賛のお客様
月に数回しか来れず、消化できなくともリーグ戦に必ず参加される。
この方たちのおかげでリーグ戦が盛上り、賞金の貴重な原資となる。

5 楽しい雰囲気のお客様
ユーモアがあり場内が明るくなる。節度や気遣いがあれば申し分なし。

6 掛け将棋のお客様
ごく、たまに見かけるが、手合い不要で手間かからず、黙認したい。
家庭麻雀でも掛けるのだから、少額なら問題なし、としたい。
競馬・競輪等と比べ可愛いと思う。

7 手合いに不満の上位のお客様
棋力に明らかな差があれば上手が勝利するは自明の理。その差を
埋めるべく角落等のハンディを課す。それでも上手勝率が6割以上
で不満のお客様に申し上げたい、相手の勝率は4割以下をどう受け
止めておられるのかと。

8 恒常的に手合不満のお客様
不満の真の原因は、手合に非ず性格にある。自分の損得しか考え
ず、言葉に気遣いもなく、相手の身になって考えようとしない。その
結果、今まで何人かと衝突している。その原因を考えようとしない。
自分が楽しむための道場ならば、対戦相手の楽しみも尊重すべき、
周りに迷惑かけてないか、自分が、まな板の何番目かと考えてほしい。

'17.3.1 サイコパスと芥川賞
昨年の芥川賞はコンビニ人間が受賞した。作者の実体験に基づく
コンビニ店員の日常をリアリティーに、奇怪とユーモアで、描いた作。
審査員の山田詠美先生曰く、十数年選考委員をして笑ったのは
初めてと。あれれ?変ですね。「芥川賞」は大衆文学でなく純文学
のはず。芸術的な感興作が対象のはず。それ故にあまり面白くな
かったではないか。それがこう来たかという感じ。時の流れのせいかな。
ただ、お付合い程度に最後の数行だけは先祖帰りしていた。蠢く
というなじみのない文字とそれらしき言い回しで・・。とまれ選考委員
の多くが絶賛して受賞の運びとなった由。確かに面白い。

当然ネットの世界で話題になったので二つ紹介する。先ずはAmazon
から、表題は、コンビニの一部と化したときに、がぜん機能する人の話。
面白いといえば面白いのですが、別段、新鮮味を感じるでもありません。
大々的にヒットするほどのお話ではない。芥川賞ってこんなもんで良い
のかな、という疑問が残ります。同賞の受賞作ならば「圧倒的」に面白
くあってほしいのです。個人レベルで最大級の満足作品が、☆5とした
際に、そこから逆算して、更に世の過大評価にヘソを曲げての☆2つ。

次に質問・回答のサイトから
どんな作品が芥川賞に選考されますか?への答え。
やたらと比喩をぶちこむせいで一文が長く、昭和か!大正か!と突っ込
みたくなる古臭い文章が特徴。決して大きなことは起こらずちょっとした
出来事を書き、最後は虚しい終わり方の小説、がよく受賞する。
例えばこのような、やや独善的な筆タッチ(?)を審査員は好む。

冬の朝の事である。牛飯屋に赴き、食券を買う。普段は薄給の者が
迷わず選ぶ牛飯を喰らうのであるが、水たまりが鉛筆で光らせたように
凍える朝である。こんな日に牛飯など食べてられるか。なかばやけっぱち
で、ライスカレーのボタンを、なかなか朱肉がつかないハンコでもあるかの
ように憎々しく押した。

本題に戻って
今テレビで連日、トランプの過激な言動や金正恩の極端な粛清が報道
されている。実態社会への影響が大きいからだけではない。犬が人を噛ん
でもニュースにならないが、人が犬を噛んだらニュースになる、面もある。
人はアチラ側のサイコパスを見てコチラ側の自分に安堵する。前記の客山
思考('17.1.25付)の歓迎しないお客様、コンビニ人間の主人公、ついでに
文壇のエライ先生方もアチラ側に押し込めよう。 え?私もですか (^o^)